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    高知県副知事を務めた龍馬暗殺犯の兄

               File0028切り抜き
     手代木直右衛門勝任(『高知県人名事典新刊』から拝借)

 明治6年(1873年)7月20日、手代木勝任(てしろぎ・かつとう、通称直右衛門=すぐえもん)なる人物が香川県権参事から高知県に7等出仕として赴任して来ました。当時の権令(知事)は岩崎長武。翌7年1月21日には権参事(副知事役)となり、9年10月5日まで3年余り務めます。この間、9年8月17日の第3代岩崎知事免官から同月28日の第4代小池国武知事発令までの10日間、知事代理を務めました。
 慶応3年(1867年)11月15日、京都近江屋2階で坂本龍馬と中岡慎太郎を斬った実行犯や黒幕については諸説入り乱れて現在もさまざまな推理が飛び交っていますが、有力な説に佐々木只三郎をリーダーとする見廻組実行犯説があります。
 この只三郎は勝任の実弟です。姓が違いますが、父の実兄手代木又吉勝富に子がなかったため養子に入ったためです。
 勝任は高知を離れた後、岡山県に移って川上郡、賀陽郡など6つの郡長と岡山区長を歴任、明治37年(1865年)6月3日、岡山で病歿(79歳)するのですが、死の間際に只三郎が龍馬暗殺の実行者であると言い残したということです(手代木家私家版『手代木直右衛門伝』=大正12年)。
 つまり勝任は高知赴任前から弟が龍馬暗殺犯であることを知っていた訳で、それを秘しての出仕、かなり豪のものといわねばなりません。高知側としても、そんな事情を知らなかったのでしょうか。暗殺現場に駆けつけた田中光顕や犯人探索に動いた谷干城が生きていた時代です。それとも龍馬など無名の一郷士に過ぎなかったのでしょうか。土佐人がみんながみんなおおらかとは思えませんし、今ならとても務まらないように思うのですが…。
 ここで勝任の経歴を『高知県人名事典新版』(高知新聞社刊、平成11年)に基づいて書いておきます。波乱万丈の人生です。
 文政9年(1826年)3月9日、会津藩士・佐々木源八泰通の長男として若松城下(福島県)に生まれました。
 嘉永6年(1853年)28歳のときから藩主松平容保の側近として仕え、文久3年(1863年)からは京都守護職となった藩主のもと京都会津藩公用人として所司代や町奉行を配下に収め、見廻組や新撰組を指揮して京都の治安維持に当たっています。
 元治元年(1864年)6月には池田屋で北添佶摩、望月亀弥太ら土佐藩、長州藩の尊王攘夷派の志士たちを斬っています。野老山吾吉郎が巻き込まれて19歳の若い命を散らしたのはこの事件のときです。
 続く3年後の龍馬暗殺も配下の仕業です。暗殺指令は守護職容保から出たものだと言い残したそうです(高橋一雄著『佐々木只三郎伝』昭和13年刊によるとして土佐史談170号66ページに木村幸比古が「霊山歴史館の龍馬関係遺品遺墨」と題して書いています)。職掌柄、全然かかわりがないとは言えないでしょう。
 大政奉還後は容保に従って二条城を退き、戊辰戦争では旧幕軍として戦います。
 慶応4年(1868年)1月、会津藩監察として臨んだ鳥羽伏見の戦いに敗れ、藩主逃走後の藩兵をまとめて苦難の帰藩を果たします。奥羽列藩同盟のため活躍、会津戦争では若年寄として籠城を指揮し、最後には降伏の使者として板垣退助に会い戦争終結に導きました。
 開城(明治元年9月22日)後、その戦争責任を問われ、高須藩(岐阜県)の座敷牢に幽閉されます。43歳でした。
 名古屋、青森と移監されるうち明治6年2月に特赦を受け、4月から左院少議生として新政府に出仕、香川県を振り出しに地方官僚としての生活を送りました。
 妻・喜与(1834~1919・5・10)は戊辰戦争の戦乱を避けて生きる道を選び、老母、娘3人とともに山中に逃れ、『松の落葉』という手記を残しています。

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