FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
                                 ↓励ましのクリック お願いします↓
                                     
 山地土佐太郎(1878-1958)という人物をご存知だろうか。
 室戸市が生んだ立志伝中の実業家で、昭和12年、極洋捕鯨会社を設立して南氷洋捕鯨に乗り出したことで知られています。しかし、この人が100年ほど前のブラジル移民にかかわっていたことはあまり知られていません。また子弟の教育問題にも熱心で高知高等学校(大正9年開校、高知大学の前身)誘致に当たっては率先して巨額の寄付に応じたことも、すでに忘れ去られようとしています。
 室戸市羽根町に氏(翁)を顕彰した碑があります。文を撰した橋詰延寿氏は「怒涛天に吼える豪快な海の気を受けた風雲児である」と述べています。
 翁は明治11年、享吉・牟女寿の長男として東京に生まれました。3歳のとき、高知市の第二十七国立銀行支配人となる父に伴われて帰郷、羽根尋常小学校を出ます。その後、高知市の第一高等小学校に進学しましたが父の死によって中退し、家業の酒造業を継ぎました。
 明治26年、津呂に大火が起こり、類焼したため廃業、翌年高知市廿代町の入交太次平商店に入り、実業家への道を進むことになります。入交商店は代々羽根村出身者を採用していた縁だったということです。
 大正5年(1916年)第一次世界大戦の機をとらえて明治物産、明大汽船(のち山地汽船)を創立、続いて7年にはスマトラ護謨会社を興してゴム園経営に乗り出します。昭和12年(1937年)には極洋捕鯨会社を設立して日本屈指の水産会社に成長します。捕鯨母船極洋丸は2万2000トンの巨体、9隻の船団を率いて土佐沖に回航し青年たち2万余名にデモして見せたということです。
 ブラジル移民への貢献ですが、入交商店から独立する前年の明治43年(1910年)のことです。ちょうど100年前になります。
 笠戸丸による第1回に続く第2回は竹村殖民商館の手により旅順丸で行われました。5月4日移民906人(ほかに自由渡航者3人)が神戸を出港、6月28日サントスに着いています。
 この旅順丸に土佐太郎は総監督(事務長)として乗り組みました。入交家の親戚に当たる竹村与右衛門(竹村殖民商館社長)の委嘱によるもののようです。
 船中の仕事については「大任を果たした」という以外、格別の史料を得ませんが、商才にたけていたエピソードとして、豚と竹杖を積んで行って一儲けしたという話が伝わっています。
 ブラジルでは笠戸丸の第1回移民を訪ねて奥地まで調査の旅を続けます。足となるのは馬。ブラジルの馬は太くてたくましい。日本の馬のなんと貧弱なことか。
 この体験が帰国後、馬匹改良に取り組む使命感のもととなりました。
 土佐太郎の生涯は馬を除いては語ることができないといわれますが、このテーマについては高知県競馬組合に詳しい研究者がいます。私の出る幕ではありますまい。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          土佐史談会
          高知市丸の内1-1-10 高知県立図書館内
          〒 780-0850
          ℡ 088-872-6307
          Email tosashidankai1917@theia.ocn.ne.jp
          振替口座 00910-3-75719
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
             ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
      龍馬学10講座-龍馬のすべて-(土佐史談会主催)
         場所 高知県立文学館ホール
         時間 午後1時半~3時半の2時間
   日程      講師        講座内容
 5月27日(水)岩崎義郎  坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
 6月 7日(日)小美濃清明 江戸留学と国際情勢(品川)(了)
 7月29日(水)三浦夏樹  土佐勤王党と脱藩事情(了)
 8月 1日(土)佐藤寿良  龍馬と海舟、神戸海軍操練所(了) 
 9月 5日(土)渋谷雅之  龍馬、長崎、船(了)
10月 3日(土)豊田満広  薩長連合、海援隊成立、岩崎との関係、いろは丸(了)
11月 7日(土)広谷喜十郎 福井藩と龍馬との関係・大政奉還への道(了)
12月 5日(土)松岡司    龍馬・中岡の死とその背景(了)
     (2010年)
1月17日(日)谷是     龍馬と岩崎・大政奉還~龍馬死後の海援隊とその思想の継承(了)
 2月 6日(土)高橋正    文学に描かれた龍馬像

  参加無料。希望の方は電話でお申し込みください。
             ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 

 
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://noburu.blog92.fc2.com/tb.php/76-c33ef20e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。