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 南国高知の平野部でも雪は降ります。しかし、それが住民生活に深刻な影響を及ぼすことはまずありません。交通信号機も北国のように縦型ではなく青黄赤と横に並んでいます。
 従って雪にまつわる言い伝えや警句の類はなさそうです。
 反対に雨や台風、暴風雨についての風俗はたっぷりあります。
 例えば「梅の花が下向いて咲いたら、その年は雨が多い」など。
 『土佐史談』58号(昭和12年)に高知県女子師範学校郷土室が調査した「土佐に於ける習俗迷信」が45ページにわたって載っています。
 その中から面白そうなのを……。
 まず天候から。
 魚(鮎、鰡、鯉)がはねると雨。これは珍しくありません。
 「春の夕焼け蓑着て待て、夏の夕焼け鎌を研げ」
 「蛍が家の中に入ると大水」というのもあります。
 下駄を投げて裏返しになれば雨、表が出れば晴れ。田舎育ちの私は学校帰りによくやりました。いまは下駄など履いていませんし、車時代ですから危なくて、こんな遊びはしない方がいいでしょう。やるなら広場で安全を確かめて。
 「朝曇りに禿が泣く」 ゴルフのスタートで帽子を忘れるなよと、よく言われました。
 小動物のクモにこんな迷信があります。
 「朝のクモは縁起がよいので殺してならぬ。夜のクモは縁起が悪い」
 「朝の下りグモを桝で受けると、その日は運が良い」
 嫌われもののゴキブリですが、高知県の窪川町(今の四万十町)で女子師範の調査チームは「わくと金持ちになる」との言い伝えを採録しています。
 故人の喪の明ける四十九日の習俗を紹介しましょう。
 搗いた餅を屋根越しに投げて、その餅を兄弟姉妹引っ張り合って食べる。
 搗いた餅を49に分け、兄弟姉妹引っ張り合って食べる。
 1升の餅を49に分け、そのうちに笠餅といって1つ特に大きいのを作り、桝の裏を使って包丁で切り、包丁の先に突き刺し塩を振りかけ、血縁の者が挟み合って食べる。
 屋根越しに餅を投げるというのにどんないわれが込められているのでしょうか。
 1升餅を搗くものでないとか、食べ物の挟み合いをするものでないというのは、こんなことに由来しているのでしょう。
 法事の正座で「しびれ」がきれました。額に紙を張り「しびれ、しびれ、京へ上れ、京の町のおばさんが、箒を持って追っかけた」と唱えて撫でる(へそへ塩をすりこむ)と、しびれが引くそうです。
 邸内に植えると良い木に南天があります。軒より高くなると家が栄える、1000本植えると長者になるとありますが、1000本も植えられる庭があれば、すでに長者でしょう。
 植えると悪い木として、ビワ、ブドウ、桜、サンショウ、桐、柳などが挙げられており、それぞれに病人が出るとか夫婦仲が悪くなるとかの理由付けがされていますが、迷信でしょう。
 椿も病人が絶えぬとされていますが、私の家の庭にはその椿が1本あります。しかし家族が風邪程度の病気になることはあっても「絶えぬ」というほどではありません。
 13日朝のNHKニュース「おはよう日本」では椿や山茶花など水分の多い樹木の生垣が火災の延焼防止に効果があると実験結果を報じていました。

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土佐史談会
高知市丸の内1-1-10 高知県立図書館内
〒 780-0850
℡ 088-854-5566
Email tosashidankai1917@theia.ocn.ne.jp
振替口座 00910-3-75719
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