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2010.01.21
(68)固有名詞はむずかしい
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NHK大河ドラマ「龍馬伝」や観光イベント「土佐・龍馬であい博」が始まって、「りょうま」「りょうまさん」が氾濫しています。もう「りゅうま」「りゅうまさん」という人はありますまい。
この呼び名、本人が「りよふ」と書いていること(慶応3年、長崎から姪の春猪に出した手紙)や、当時の志士達が「りょうま」と呼び合っていたことをうかがわせる当て字(伊藤博文や岩崎弥太郎、土佐藩重役の寺村左膳は「良馬」と書いている)が用いられていることなどから証明されるのですが、昭和9年、「りゅうま」と振り仮名のついた文部省検定済みの教科書が現われ、ひと騒動持ち上がったことがあります。(2008年11月4日「龍馬はなんと読む」参照)
土佐史談会の抗議もあって、その後、教科書も「りょうま」と改められましたが、漢字は龍馬と竜馬が共存しているということです。
それにしても固有名詞、ことに人名はむずかしい。
同じ大河ドラマ、2006年の「功名が辻」でも山内一豊をどう読むかが問題になりました。地元土佐では「かつとよ」で通っています(高知新聞社発行の『高知県人名事典』は「かつとよ」を見出し語に使っています)が、ドラマでは「かずとよ」でした。姓も土佐では「やまうち」ですが、NHKテレビのアニメ作品、武田鉄矢原作の「おーい!竜馬」では「やまのうち」、神奈川県の山内家は「やまのうち」だそうです。
別役実という劇作家がいます。本来「べっちゃく・みのる」ですが、だれも読んでくれないのでペンネームや通称には「べつやく」を使っていると、本人が何かに書いてあるのを読んだ記憶があります。
高知県香南市には別役という集落があり、呼び名は「べっちゃく」です。ここの出身者でしょうか、隣村で手広く商売をする「別役商店」があります。
NHKテレビ夜のニュースでスポーツを担当しているアナウンサーに一柳という女性がいます。「いちやなぎ」さんと呼ばれていますが、所変われば呼び名も変わるで、高知県では「いちりゅう」です。お菓子屋さんで有名でした。
龍馬さんの先祖ゆかりの地は南国市才谷ですが、地元の人は「さいたに」ではなく「さいだに」と濁って呼んでいます。
土佐史談53号(昭和10年)に「たこ生」と名乗る匿名の人が、名前の読み方と題する一文を寄せています。引用さしてもらいます。
藩政後期の名奉行馬詰親音、親は元親のチカで、チカネと読みたいところですが、同氏の日記に「明和8年11月12日親友(モトトモ)を親音に革」と自書してあり、親音に「モトネ」と振り仮名を付けてあるそうです。
読み方はこれで決まりですが、平凡社の百科大事典には名はモトネと正しく読ましてありますが、姓をマズメとしてあります。土佐ではウマヅメと読むのが普通で、山内家の御役人帳にもウの部に収められています。(高知新聞社の『高知県人名事典』は正しく「うまずめもとね」となっています)。
この人物については2009年3月13日の「土佐の高知の事始め」に書いてありますが、わざわざ探す労を省くため再録してみましょう。
まず、今で言う図書館の話。
享和年間(1801~03)といいますから今から210年近く前のことです。9代藩主山内豊雍の時代、世は町人文化の花開く文化文政(化政)期へ移ろうとしていた時です。
馬詰親音が城下の吉田屋亀助に資本を貸し下げて貨本屋を開業させました。これが高知での貸本屋の始まりだということです。 資本は藩が持っていますから直営です。
次は「もみぬき井戸」の話です。
高知市街の東部に桜井という井戸があります。これも馬詰親音が寛政年間(1789~1800年)彦根から技術者を招き、モミヌキの器材を取り寄せて掘らせたものです。
この技術者「水工」の名前も分かっています。与八、和助、六弥、清六の4人です。
かたわらに桜の木があったので桜井と名が付きました。これが土佐で初めてのモミヌキ井戸だということです。
馬詰奉行は自ら碑を建ててこの事業を伝えています。ある人が「これくらいの仕事に記念碑を建てるなど仰山過ぎやしないか」となじったところ、奉行の反論が面白い。
「いや、後世、弘法大師の井戸だなどと伝えられては私の功が取られてしまう」

上の写真は「土佐・龍馬であい博」高知駅前会場の大型バス専用駐車場です。オープン2日目の18日正午前に撮影したものです。観光バスは1台も駐車していませんでした。出入り口のガードマンも手持ち無沙汰。このあたりは私の毎日ウォーキングコースですが、通る時間が悪いのか、イベントのPRがまだ行き届いていないのか。先が思いやられます。杞憂に終わればいいのですが…。(19日午後2度目に通った時は2台いました。20日は「あ、1台いる」と思ったら人待ち顔の周遊バスでした。21日午後1時には琴参バス1台。22日午後2時ゼロ。23日は午前と午後の2回通ったのですが土曜にもかかわらずバスはいませんでした。24日は日曜日、さすがこの日は午前10時4台を見掛けました。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
土佐史談会
高知市丸の内1-1-10 高知県立図書館内
〒 780-0850
℡ 088-872-6307
Email tosashidankai1917@theia.ocn.ne.jp
振替口座 00910-3-75719
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
龍馬学10講座-龍馬のすべて-(土佐史談会主催)
場所 高知県立文学館ホール
時間 午後1時半~3時半の2時間
日程 講師 講座内容
5月27日(水)岩崎義郎 坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
6月 7日(日)小美濃清明 江戸留学と国際情勢(品川)(了)
7月29日(水)三浦夏樹 土佐勤王党と脱藩事情(了)
8月 1日(土)佐藤寿良 龍馬と海舟、神戸海軍操練所(了)
9月 5日(土)渋谷雅之 龍馬、長崎、船(了)
10月 3日(土)豊田満広 薩長連合、海援隊成立、岩崎との関係、いろは丸(了)
11月 7日(土)広谷喜十郎 福井藩と龍馬との関係・大政奉還への道(了)
12月 5日(土)松岡司 龍馬・中岡の死とその背景(了)
(2010年)
1月17日(日)谷是 龍馬と岩崎・大政奉還~龍馬死後の海援隊とその思想の継承(了)
2月 6日(土)高橋正 文学に描かれた龍馬像
参加無料。希望の方は電話でお申し込みください。
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NHK大河ドラマ「龍馬伝」や観光イベント「土佐・龍馬であい博」が始まって、「りょうま」「りょうまさん」が氾濫しています。もう「りゅうま」「りゅうまさん」という人はありますまい。
この呼び名、本人が「りよふ」と書いていること(慶応3年、長崎から姪の春猪に出した手紙)や、当時の志士達が「りょうま」と呼び合っていたことをうかがわせる当て字(伊藤博文や岩崎弥太郎、土佐藩重役の寺村左膳は「良馬」と書いている)が用いられていることなどから証明されるのですが、昭和9年、「りゅうま」と振り仮名のついた文部省検定済みの教科書が現われ、ひと騒動持ち上がったことがあります。(2008年11月4日「龍馬はなんと読む」参照)
土佐史談会の抗議もあって、その後、教科書も「りょうま」と改められましたが、漢字は龍馬と竜馬が共存しているということです。
それにしても固有名詞、ことに人名はむずかしい。
同じ大河ドラマ、2006年の「功名が辻」でも山内一豊をどう読むかが問題になりました。地元土佐では「かつとよ」で通っています(高知新聞社発行の『高知県人名事典』は「かつとよ」を見出し語に使っています)が、ドラマでは「かずとよ」でした。姓も土佐では「やまうち」ですが、NHKテレビのアニメ作品、武田鉄矢原作の「おーい!竜馬」では「やまのうち」、神奈川県の山内家は「やまのうち」だそうです。
別役実という劇作家がいます。本来「べっちゃく・みのる」ですが、だれも読んでくれないのでペンネームや通称には「べつやく」を使っていると、本人が何かに書いてあるのを読んだ記憶があります。
高知県香南市には別役という集落があり、呼び名は「べっちゃく」です。ここの出身者でしょうか、隣村で手広く商売をする「別役商店」があります。
NHKテレビ夜のニュースでスポーツを担当しているアナウンサーに一柳という女性がいます。「いちやなぎ」さんと呼ばれていますが、所変われば呼び名も変わるで、高知県では「いちりゅう」です。お菓子屋さんで有名でした。
龍馬さんの先祖ゆかりの地は南国市才谷ですが、地元の人は「さいたに」ではなく「さいだに」と濁って呼んでいます。
土佐史談53号(昭和10年)に「たこ生」と名乗る匿名の人が、名前の読み方と題する一文を寄せています。引用さしてもらいます。
藩政後期の名奉行馬詰親音、親は元親のチカで、チカネと読みたいところですが、同氏の日記に「明和8年11月12日親友(モトトモ)を親音に革」と自書してあり、親音に「モトネ」と振り仮名を付けてあるそうです。
読み方はこれで決まりですが、平凡社の百科大事典には名はモトネと正しく読ましてありますが、姓をマズメとしてあります。土佐ではウマヅメと読むのが普通で、山内家の御役人帳にもウの部に収められています。(高知新聞社の『高知県人名事典』は正しく「うまずめもとね」となっています)。
この人物については2009年3月13日の「土佐の高知の事始め」に書いてありますが、わざわざ探す労を省くため再録してみましょう。
まず、今で言う図書館の話。
享和年間(1801~03)といいますから今から210年近く前のことです。9代藩主山内豊雍の時代、世は町人文化の花開く文化文政(化政)期へ移ろうとしていた時です。
馬詰親音が城下の吉田屋亀助に資本を貸し下げて貨本屋を開業させました。これが高知での貸本屋の始まりだということです。 資本は藩が持っていますから直営です。
次は「もみぬき井戸」の話です。
高知市街の東部に桜井という井戸があります。これも馬詰親音が寛政年間(1789~1800年)彦根から技術者を招き、モミヌキの器材を取り寄せて掘らせたものです。
この技術者「水工」の名前も分かっています。与八、和助、六弥、清六の4人です。
かたわらに桜の木があったので桜井と名が付きました。これが土佐で初めてのモミヌキ井戸だということです。
馬詰奉行は自ら碑を建ててこの事業を伝えています。ある人が「これくらいの仕事に記念碑を建てるなど仰山過ぎやしないか」となじったところ、奉行の反論が面白い。
「いや、後世、弘法大師の井戸だなどと伝えられては私の功が取られてしまう」

上の写真は「土佐・龍馬であい博」高知駅前会場の大型バス専用駐車場です。オープン2日目の18日正午前に撮影したものです。観光バスは1台も駐車していませんでした。出入り口のガードマンも手持ち無沙汰。このあたりは私の毎日ウォーキングコースですが、通る時間が悪いのか、イベントのPRがまだ行き届いていないのか。先が思いやられます。杞憂に終わればいいのですが…。(19日午後2度目に通った時は2台いました。20日は「あ、1台いる」と思ったら人待ち顔の周遊バスでした。21日午後1時には琴参バス1台。22日午後2時ゼロ。23日は午前と午後の2回通ったのですが土曜にもかかわらずバスはいませんでした。24日は日曜日、さすがこの日は午前10時4台を見掛けました。)
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土佐史談会
高知市丸の内1-1-10 高知県立図書館内
〒 780-0850
℡ 088-872-6307
Email tosashidankai1917@theia.ocn.ne.jp
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龍馬学10講座-龍馬のすべて-(土佐史談会主催)
場所 高知県立文学館ホール
時間 午後1時半~3時半の2時間
日程 講師 講座内容
5月27日(水)岩崎義郎 坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
6月 7日(日)小美濃清明 江戸留学と国際情勢(品川)(了)
7月29日(水)三浦夏樹 土佐勤王党と脱藩事情(了)
8月 1日(土)佐藤寿良 龍馬と海舟、神戸海軍操練所(了)
9月 5日(土)渋谷雅之 龍馬、長崎、船(了)
10月 3日(土)豊田満広 薩長連合、海援隊成立、岩崎との関係、いろは丸(了)
11月 7日(土)広谷喜十郎 福井藩と龍馬との関係・大政奉還への道(了)
12月 5日(土)松岡司 龍馬・中岡の死とその背景(了)
(2010年)
1月17日(日)谷是 龍馬と岩崎・大政奉還~龍馬死後の海援隊とその思想の継承(了)
2月 6日(土)高橋正 文学に描かれた龍馬像
参加無料。希望の方は電話でお申し込みください。
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2010.01.11
(67)土佐史談242号をどうぞ
遅ればせながら土佐史談242号(平成21年12月20日発行)の内容を紹介しましょう。
「土佐の古代・中世史」として特集していますが、ほとんどが中世で、土佐史談会では古代史分野の研究者の投稿を望んでいます。
目次は次の通りです。( )内は記事量です。
◇土佐一条家関係史料補遺 石野弥栄(12ページ)
◇地検帳の名請分析による在地構造の一様相-高岡郡蓮池城周辺地の事例- 大脇保彦(17ページ)
◇伊予の海賊衆区来島村上氏にあてた長宗我部元親書状 山内譲(11ページ)
◇中世前期土佐国の地域構造と権力配置-源希義とその周辺の考察から- 市村高男(24ページ)
◇鎌倉時代の介良荘 福岡彰徳(16ページ)
◇氷上志計志麻呂配流伝承地について 香崎和平(7ページ)
◇中世金剛福寺の勧進活動について 東近伸(15ページ)
◇大平氏の惣庶と官途について 窪内茂(19ページ)
◇『桃華蘂葉』に見る土佐国幡多庄と『大乗院寺社雑事記』 池内敏彰(20ページ)
◇蓮池城について 板原博文(11ページ)
◇津野地検帳は語る津野家臣一覧 市川豊八(18ページ)
◇石仏に見える土佐の中世史 岡村庄造(14ページ)
◇義天玄詔について 朝倉慶景(12ページ)
◇新刊紹介『土佐の村送り切手』 香宗我部秀雄著
新刊紹介『考古学の源流』木村剛朗さん追悼論集 同刊行会編
ところで、あなた様は「回禄」という言葉を知っていますか。私は初めて目にする言葉でした。
まことに恥ずかしい次第ですが、上記「中世金剛福寺の勧進活動について」を読んでいて頻繁に出てくるこの言葉を広辞苑で引いてみました。
かいろく 「火の神。転じて火事で焼けること。火事。」とありました。
ひとつ知識が増えました。
それにしても火の気などまったく感じられないこの言葉に火事という意味があるのでしょうか。
かぎは中国の神話にありました。獣の体をして人間の顔を持つ回禄(かいろく)、祝融(しゅくゆう)という兄弟(祝融が兄)が居て、ともに火をつかさどる神様だったということです。きちんとお祭りすれば火の用心になりますが、いったん暴れだすと火災をもたらします。回禄の災い、祝融の災い、同じ意味です。
下の写真は土佐史談242号の裏表紙になっている新人物往来社『坂本龍馬日記』の広告です。龍馬がこの世に在った日数は1万1681日とあります。「いろはに-(マイナス)1」とでも覚えておきましょう。
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土佐史談会
高知市丸の内1-1-10 高知県立図書館内
〒 780-0850
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場所 高知県立文学館ホール
時間 午後1時半~3時半の2時間
日程 講師 講座内容
5月27日(水)岩崎義郎 坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
6月 7日(日)小美濃清明 江戸留学と国際情勢(品川)(了)
7月29日(水)三浦夏樹 土佐勤王党と脱藩事情(了)
8月 1日(土)佐藤寿良 龍馬と海舟、神戸海軍操練所(了)
9月 5日(土)渋谷雅之 龍馬、長崎、船(了)
10月 3日(土)豊田満広 薩長連合、海援隊成立、岩崎との関係、いろは丸(了)
11月 7日(土)広谷喜十郎 福井藩と龍馬との関係・大政奉還への道(了)
12月 5日(土)松岡司 龍馬・中岡の死とその背景(了)
(2010年)
1月17日(日)谷是 龍馬と岩崎・大政奉還~龍馬死後の海援隊とその思想の継承
2月 6日(土)高橋正 文学に描かれた龍馬像
先着30人。参加無料。希望の方は電話でお申し込みください。
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「土佐の古代・中世史」として特集していますが、ほとんどが中世で、土佐史談会では古代史分野の研究者の投稿を望んでいます。
目次は次の通りです。( )内は記事量です。
◇土佐一条家関係史料補遺 石野弥栄(12ページ)
◇地検帳の名請分析による在地構造の一様相-高岡郡蓮池城周辺地の事例- 大脇保彦(17ページ)
◇伊予の海賊衆区来島村上氏にあてた長宗我部元親書状 山内譲(11ページ)
◇中世前期土佐国の地域構造と権力配置-源希義とその周辺の考察から- 市村高男(24ページ)
◇鎌倉時代の介良荘 福岡彰徳(16ページ)
◇氷上志計志麻呂配流伝承地について 香崎和平(7ページ)
◇中世金剛福寺の勧進活動について 東近伸(15ページ)
◇大平氏の惣庶と官途について 窪内茂(19ページ)
◇『桃華蘂葉』に見る土佐国幡多庄と『大乗院寺社雑事記』 池内敏彰(20ページ)
◇蓮池城について 板原博文(11ページ)
◇津野地検帳は語る津野家臣一覧 市川豊八(18ページ)
◇石仏に見える土佐の中世史 岡村庄造(14ページ)
◇義天玄詔について 朝倉慶景(12ページ)
◇新刊紹介『土佐の村送り切手』 香宗我部秀雄著
新刊紹介『考古学の源流』木村剛朗さん追悼論集 同刊行会編
ところで、あなた様は「回禄」という言葉を知っていますか。私は初めて目にする言葉でした。
まことに恥ずかしい次第ですが、上記「中世金剛福寺の勧進活動について」を読んでいて頻繁に出てくるこの言葉を広辞苑で引いてみました。
かいろく 「火の神。転じて火事で焼けること。火事。」とありました。
ひとつ知識が増えました。
それにしても火の気などまったく感じられないこの言葉に火事という意味があるのでしょうか。
かぎは中国の神話にありました。獣の体をして人間の顔を持つ回禄(かいろく)、祝融(しゅくゆう)という兄弟(祝融が兄)が居て、ともに火をつかさどる神様だったということです。きちんとお祭りすれば火の用心になりますが、いったん暴れだすと火災をもたらします。回禄の災い、祝融の災い、同じ意味です。
下の写真は土佐史談242号の裏表紙になっている新人物往来社『坂本龍馬日記』の広告です。龍馬がこの世に在った日数は1万1681日とあります。「いろはに-(マイナス)1」とでも覚えておきましょう。
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土佐史談会
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龍馬学10講座-龍馬のすべて-(土佐史談会主催)
場所 高知県立文学館ホール
時間 午後1時半~3時半の2時間
日程 講師 講座内容
5月27日(水)岩崎義郎 坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
6月 7日(日)小美濃清明 江戸留学と国際情勢(品川)(了)
7月29日(水)三浦夏樹 土佐勤王党と脱藩事情(了)
8月 1日(土)佐藤寿良 龍馬と海舟、神戸海軍操練所(了)
9月 5日(土)渋谷雅之 龍馬、長崎、船(了)
10月 3日(土)豊田満広 薩長連合、海援隊成立、岩崎との関係、いろは丸(了)
11月 7日(土)広谷喜十郎 福井藩と龍馬との関係・大政奉還への道(了)
12月 5日(土)松岡司 龍馬・中岡の死とその背景(了)
(2010年)
1月17日(日)谷是 龍馬と岩崎・大政奉還~龍馬死後の海援隊とその思想の継承
2月 6日(土)高橋正 文学に描かれた龍馬像
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2010.01.01
(番外)2010年の年賀状
明けましておめでとうございます。

『吾亦紅』は歌が聴けます。『手紙…』の方は最近まで試聴できましたが今は歌詞だけになっています。題名をクリックしてください。
話題は一転、年頭から腹立たしいことで申し訳ありませんが、自分の発言に良心の呵責を感じない人物をトップにいただくのは国民の不幸であります。明治維新の革命に比べますと平成維新の変革など生ぬるいもので、大抵のことは耐えられますが、口をぬぐって知らぬ顔を決め込むのだけは我慢できません。この人がどう言っていたか、改めて聞いてみましょう。私の言いたいことがお分かりいただけるはずです。
口を拭(ぬぐ)う=(盗み食いをした後、口を拭って知らぬ顔をすることから)悪いことや、やましいことをしても、そしらぬ顔をする。また知っていても、知らないふりをする。(広辞苑)
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龍馬学10講座-龍馬のすべて-(土佐史談会主催、定員100名、参加費無料)
場所 高知県立文学館ホール
時間 午後1時半~3時半の2時間
日程 講師 講座内容
5月27日(水)岩崎義郎 坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
6月 7日(日)小美濃清明 江戸留学と国際情勢(品川)(了)
7月29日(水)三浦夏樹 土佐勤王党と脱藩事情(了)
8月 1日(土)佐藤寿良 龍馬と海舟、神戸海軍操練所(了)
9月 5日(土)渋谷雅之 龍馬、長崎、船(了)
10月 3日(土)豊田満広 薩長連合、海援隊成立、岩崎との関係、いろは丸(了)
11月 7日(土)広谷喜十郎 福井藩と龍馬との関係・大政奉還への道(了)
12月 5日(土)松岡司 龍馬・中岡の死とその背景(了)
1月17日(日)谷是 龍馬死後の海援隊とその思想の継承
2月 6日(土)高橋正 文学に描かれた龍馬像
参加希望の方は実施予定日の1週間前までに必ず「ハガキ」でお申し込みください。
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検索もココからだとお得→トリプルポイント

『吾亦紅』は歌が聴けます。『手紙…』の方は最近まで試聴できましたが今は歌詞だけになっています。題名をクリックしてください。
話題は一転、年頭から腹立たしいことで申し訳ありませんが、自分の発言に良心の呵責を感じない人物をトップにいただくのは国民の不幸であります。明治維新の革命に比べますと平成維新の変革など生ぬるいもので、大抵のことは耐えられますが、口をぬぐって知らぬ顔を決め込むのだけは我慢できません。この人がどう言っていたか、改めて聞いてみましょう。私の言いたいことがお分かりいただけるはずです。
口を拭(ぬぐ)う=(盗み食いをした後、口を拭って知らぬ顔をすることから)悪いことや、やましいことをしても、そしらぬ顔をする。また知っていても、知らないふりをする。(広辞苑)
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5月27日(水)岩崎義郎 坂本龍馬の祖先明智説、龍馬の家族、龍馬の剣術修行と小栗流(了)
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7月29日(水)三浦夏樹 土佐勤王党と脱藩事情(了)
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9月 5日(土)渋谷雅之 龍馬、長崎、船(了)
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